おっかしーな!そんなつもりは全くなかったのだけど、出かけた帰りにふと本屋へ寄って、思わずウォーホースのスクリプトと原作の続編を買ってしまったよ!おかしいな!全くそんなつもりはなかったのに!そして自分に対してちょー本気でエクスキューズしちゃったよ。だってナオ、お酒も煙草もやらないし、サマーセールでも服一着も買ってないし、食事はいつも慎ましいし、外食なんてもってのほかだし、チューブやバスだってどうしても必要な時しか乗らないし、漫画も雑誌ももちろん普通の本も年間殆ど買ってないし、友達と出かけたりもほぼ皆無だし、楽しみ=舞台かもしくはフリー美術館巡りじゃん!たまには本の一冊二冊三冊四冊くらい、買っちゃっても良いよね。うん。良いよ!イエス!あれ。今月四冊目…?買いすぎ?
でももう買っちゃいました。そして原作の続編の方をあっという間に読んじゃいました。だってまさか続編があるなんて!偶然アマゾンUKをふらふらしてたら見つけちゃったんだよね。読みたくて読みたくて、思い立ったら吉日?ともかく!以下また長くなりそうなので、more? より興味有る方のみどうぞ!
ウォーホース続編、ファームボーイの感想です。なんたって好きだ!こちら、続編といってもアルバートとジョーイは直接登場はしません。アルバートの息子が、もうおじいさんになって、彼の孫(アルバートにとっての曾孫)に父親とその馬の物語を語って聞かせる、という構成です。最初ちょっとややこしかった!
まず何より面白かったのが、ウォーホースで語られてる話が、スーパー武勇伝になってるところ!というか今思ったんだけど、ウォーホースの方が、馬視点だから逆にあやふやなのかな?何がが正しいか真実かは作者のみぞ知る、で、ナオ達読者は知りようもないんだけど、そこの食い違いは凄く面白かった。例えば、戦渦で再び出会ったジョーイとアルバート、その出会い方が、こっちの方がかーなーりドラマチックになっていたり、その辺、どうやってアルバートが息子に語って聞かせたかを想像すると、それはそれは、ニヤニヤです。可愛いったらない!戦争から戻ったアルバートがどんな風にその後生活したかも描かれていて、そういうのが読みたかった訳だから、大変満足いく内容だった!
アルバートには息子がいたわけだから、もちろん結婚して奥さんがいるんだけど、その奥さんとジョーイのライバル関係が、ウォーホースの方にも少しだけ書かれていたけど、面白いんだよ。なんせアルバートは二言目にはジョーイ、ジョーイジョーイ…!だからね。戦争が終わって国へ戻ってからも、最後までそれは変わらなかった、というか有る意味悪化してるのが、当然だと思うけど、可愛いし切ないな。アルバートにとっては、戦争の恐ろしさ愚かさ厳しさなんかよりもっともっと、ジョーイと離ればなれになったことの方が辛かったんだよ。そもそも馬を探しに、家族も平和な生活も捨てて戦争に来るなんて、どう考えても普通じゃない。村人にまで、彼の心にはジョーイ以外の誰も入る隙間がない、とか言われて。そこまでの愛情って、なかなか無い。だから、奥さんがジョーイを受け入れられないのは当たり前だよね。ジョーイは馬なのに!その辺の、ジョーイも含めた家族関係が読んでて面白かった。作者はどこまで本気なのか!
イギリスってそういうの好きなのかな、人間と動物の愛の物語。ナオは凄く好きなんだけど!マシューボーンのスワンレイクもそうだし、例えばこの間見たフランス映画、キツネと少女の物語では、凄く可愛い信頼関係を築くのに、最後は結局人は人、キツネはキツネ、で別れるんだよね。そのきっぱりさっぱりはフランスっぽいなー!と思うんだよ。星の王子さまも、キツネと王子さまは結局別れるし。ナオはもちろんその映画も星の王子さまも好きだけど、イギリス作品に見られるちょっと異常な感じの人間と動物の関係の方がよりぐっとくるんだけど。これが日本になると、ポニョとか千と千尋とかもそうだけど、動物が人間になっちゃうマジカルだよね!それもナオは大好き!てーか今書きながら頭で色々ばばばっと考えてみたらなんか国民性の真理突き止めちゃいそうな感じだったから、やめた!
エニウェイ、アルバートがジョーイを心から愛してて、幸せなことにジョーイもアルバートを心から愛していて、戦争という悲劇のあとにも、2人で穏やかな生活が送れたことを知ることが出来て、ナオは満足です。ああ良かった!!色々あった2人だからこそ、幸せになって欲しかった!最後の最後まで、幸せで良かった!こんな相思相愛の物語が読めてナオも幸せです。ということで、これからスクリプトの方を読み始めよっと!ぱらぱら見た限り、舞台と全く同じでは無いみたいだから…!楽しみ!
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