美女と野獣観てきました。ラブ地方公演!今回の劇場は、未だかつて体験したこと無い新しい劇場のカタチ。なんと、ショッピングモールに、シネコンと、シアターコン?映画館のスクリーンの隣はシアターなんですよ。これ、なんて最高に最高の案!観客は、シネマチケット買うのと全く同じ場所で舞台のチケットも買えちゃうんですよ。なにそれ!まさかの!!凄いなー日本のうちの近所のららぽーととかも、そうならないかな。さすがイギリスですよね。この舞台文化の根付き方!
平日マチネイのせいもあってか、可愛い可愛いキッズとその保護者ばっかりの客層で、子供可愛すぎて舞台始まる前から和んだ!ナオはこういう、地方ならではの舞台の雰囲気が大好きです!日常生活から切り離れ過ぎてない感じの。気軽な感じの。ロンドンでクリティックス気取りで新作を観るのも大好きだけど、やっぱ地方もいいなー!可愛い可愛い!しかも今回は演目が美女と野獣なので、とにかく最高でした。
多分ブロードウェイの半分以下のコストでやってるんだろうな、と思えるくらいチープな作りなんだけど、特に衣装は面白いくらいアレなんだけど、本質は変わらないというか、変わりようがないというか。心から大好きだなー!もちろん生演奏なので、オーヴァチュアでぶわっと色々込み上げてきてしまった。こんな作品を、ナオも自分の子供に観せてあげたい。多分客席にいるお母さんやお父さんやおばあちゃんおじいちゃんは皆さんそういう思いでここにいるんだろうなって思った。そして、十数年前にいやがる子供をカナダの劇場に連れて行ったうちのお母さんも、きっと全く同じ気持ちだったのかな、と思うと、なんていう優しい愛情!今回初めてそういう親視点で作品に触れてしまった。親にとっても子供にとっても、それはなんて幸せなことなんだろう!そういう作品なんだな、美女と野獣は。愛おしい!
11歳か12歳の時、カナダの劇場で、言葉も全くわからずに内容も知らずに、バルコニーの上の方の席でこの作品を観た時のことは、今でもちゃんと覚えているし、それがどんなに衝撃だったかは、今のナオをみて貰えば充分だと思うけど、色々考えると、なんだか自分の人生の全てのことが必然であるかの様に思える。あの時代、まだプロジェクターとか今のように発展してないからこそ、あの豪華絢爛な舞台を観ることができて、当時はまだ美女と野獣は始まったばかりだったし、キャッツもロングラン中だったし、そういう舞台作品に触れるタイミングみたいなのが、必然としか言えないくらい、完璧で、だからこそ今ロンドンで就職活動してる自分がいるわけで。もし当時の自分に何か言えるとしたら、未来に期待して良いよ!って胸を張って言える。言ってあげたいなー。もう一回美女と野獣が観たいって大泣きしながらお母さんに訴えたあの時の自分に、大丈夫だよ!って言いたいな。振り返れば振り返るほど、なんて舞台を愛しちゃった子供だったんだろう!今もさほど変わりないけど!!
PR